R4年度 建築設備士試験 第二次試験 選択問題「電気設備」 で出題された
第1問(2)「高圧単相変圧器の年間損失電力量」
第1問(3)「配線用遮断器の定格電流及びケーブルの断面積の最小値」
の解答例です。
第1問(1)「機器表」
第2問「単線結線図」
の解答例はこちらを参照ください。
年間損失電力量
無負荷損は、
300[W]×24[h]×365[日]/1,000 = 2,628[kWh]
負荷損は、
2,000[W]×(0.42×4+0.52×8+0.32×4)×365[日]/1,000 = 2,190[kWh]
よって、年間損失電力量は、
2,628+2,190 = 4,818[kWh]
配線用遮断器の定格電流
総負荷に対する負荷電流は、
I = (5+4)×1,000 / 200※1 = 45[A]
よって、負荷電流に対するケーブルの断面積の最小は5.5mm2の52[A]となる。
これらより、遮断器の定格電流は45 < X < 52となるため、50[A]を選定。
(※1)単相三線で第一相と第二相があるため、200Vで除する。もしくは、各相で均等に負荷分散するとして、
I = (5+4)/2×1,000 / 100 = 45[A]
としても、答えは同じとなる。
ケーブルAの断面積の最小値
許容電圧降下率は、
Vd = 4 – 1.0 = 3.0[%]
また、
よって、
これらより、直近上位の5.5[mm2]を選定。
(※1)単相のため、200Vではなく、100Vとなる。
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