R3年度 建築設備士試験 第二次試験 選択問題「電気設備」 で出題された
第1問(2)「テレビ端子の出力電圧」
第1問(3)「配線用遮断器の定格電流及びケーブルの断面積の最小値」
の解答例です。
第1問(1)「機器表」
第2問「単線結線図」
の解答例はこちらを参照ください。
テレビ端子の出力電圧
増幅器までの計算値は、
dB = 76 – 4.5 – 0.133×10+40 = 110.17
よって、定格出力105[dB]となる。
増幅器以降は、
dB = 105 – 0.133×10 – 2.5 – 0.133×30 – 8 – 0.183×20 – 0.6 = 84.92[dB]
※増幅器までの計算値は105[dB]未満の場合は、その数値となり、105[dB]とはしない。
配線用遮断器の定格電流
総負荷に対する負荷電流は、
I = (3+3+3)×1,000 / 200※1 = 45[A]
よって、負荷電流に対するケーブルの断面積の最小は5.5mm2の52[A]となる。
これらより、遮断器の定格電流は45 < X < 52となるため、50[A]を選定。
(※1)単相三線で第一相と第二相があるため、200Vで除する。もしくは、各相で均等に負荷分散するとして、
I = (3+3+3)/2×1,000 / 100 = 45[A]
としても、答えは同じとなる。
ケーブルAの断面積の最小値
許容電圧降下率は、
Vd = 4 – 1.5 = 2.5[%]
また、
よって、
これらより、直近上位の8.0[mm2]を選定。
(※1)単相のため、200Vではなく、100Vとなる。
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