R5年度 建築設備士試験 第二次試験 選択共通問題で出題された
第3問 「空調設備の配管図」の解答例です。
第4問「飲料水給水管、排水管等の配管図」
第5問「全般照明の照明器具の設計台数&器具の配置図」
の解答例はこちらを参照ください。
- 空調設備のダクト図
- 条件ごとの留意点・ポイント
- 1)図示記号は、表 3 ‒ 1 に示すものを使用すること。
- 2)ファンコイルユニット系統の配管図のみを記入することとし、外調機(外気負荷のみを処理する空調機)系統のダクト図及び配管図は記入しなくてよい。
- 3)ファンコイルユニットは、天井カセット型とすること。
- 4)設備スペースに冷水管と温水管の立て管を設け、電動二方弁により冷水と温水を切り替える二管式配管として配管すること。
- 5)冷温水管は、変流量方式とし、リバースリターン方式とすること。
- 6)ドレン管は、設備スペースに立て管を設けて配管すること。
- 7)弁類については、主要なもののほかに、機器のメンテナンスのために必要なものも記入すること。
- 8)圧力検出器、温度検出器等の制御用機器は、記入しなくてよい。
- その他の留意点・ポイント
- 類題
空調設備のダクト図
条件ごとの留意点・ポイント
1)図示記号は、表 3 ‒ 1 に示すものを使用すること。
図記号は全て使用してください。
仕切弁については、実際には不要かもしれません。
本件では、電動二方弁を更新する際のボール弁として付けてみました。
2)ファンコイルユニット系統の配管図のみを記入することとし、外調機(外気負荷のみを処理する空調機)系統のダクト図及び配管図は記入しなくてよい。
与件の通り、気にする必要はありません。敢えて、設けた場合は減点対象になりえます。
3)ファンコイルユニットは、天井カセット型とすること。
特に注意することはないですが、天井カセット型のため、ペリメータゾーンへの配慮は不要です。窓際設置は避けましょう。
4)設備スペースに冷水管と温水管の立て管を設け、電動二方弁により冷水と温水を切り替える二管式配管として配管すること。
与件の通り、四管式と混同しないように二管式配管で設計しましょう。
5)冷温水管は、変流量方式とし、リバースリターン方式とすること。
リバースリターン方式なので、送り管と逆順で返り管を接続していきます。回答例では、自習室1の返り管を、立ち管から見て最初の接続箇所にします。
6)ドレン管は、設備スペースに立て管を設けて配管すること。
与件の通り、ドレン管と要所で掃除口を設けましょう。
7)弁類については、主要なもののほかに、機器のメンテナンスのために必要なものも記入すること。
与件1)の通り、メンテナンス用に仕切弁をドレン管以外に設けました。
8)圧力検出器、温度検出器等の制御用機器は、記入しなくてよい。
与件の通り、気にする必要はありません。敢えて、設けた場合は減点対象になりえます。
その他の留意点・ポイント
- 移動間仕切がある場合は系統を分ける必要があります。今回の場合、自習室2と自習室3で移動間仕切が設けられているため、計3つの系統に分けましょう。各系統とそれに対する部屋の大きさが変わってきますが、特に気にする必要はないでしょうが、自習室1には2倍のFCUを設置しました。
- 配管類はできるだけ廊下に設けるようにしましょう。回答例では返り管の電動二方便を室内に設けておりますが、メンテナンスを考慮して廊下側に設けると得点がプラスされるかもしません。
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