建築設備士の一次試験向けの参考書として、市販テキストが何冊か出版されています。
一次試験は過去問題を網羅していけば、予備校に通わず、独学で十分に合格できます。
1冊目:学科問題解説集(日建学院)
発売日は例年、2月上旬(試験の約4ヶ月前)に発売されています。
5年分の過去問が掲載されており、独学で十分合格できるように丁寧に解説されています。
年明けの1月上旬に予約購入できるので、売り切れで出遅れないように予約することをおすすめします。
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私の使い方
- 模擬試験用の一年分は残さず、古い過年度を使用。(知識の習得のタイムラグがもったいない。解説が手に入らず、わからない問題は割り切って諦める。)
- 正誤チェック欄が3年分あるので、3周分は全問題解く。4周目以降は間違えた箇所や回数に応じてピックアップ。
- 「建築法規」の解説ページには、「建築設備関係法令集」の該当ページを書き込む。最後の追い込み等で復習する時間が大幅に短縮できる。(2周目などでページ番号が見えないように注意。)
- 重要問題や要復習問題はページの上側に付箋
- 計算問題はページの横側にタイプ毎(熱負荷、風量、揚程、電流等)にずらして付箋。タイプ毎に何回も一度に解くことで理解が深まります。
2冊目:建築設備関係法令集(国交省他)
発売日は例年、1月下旬(試験の約4ヶ月前)に発売されています。
試験科目の一つである「建築法規」の試験中に閲覧可能な参考書で、受験者の大半がこれを持参しています。
試験勉強で何度も引いていると、試験中は見ずに解答できる問題も出てきます。しかし、持ち込み可なので、時間が許す限りはきちんと念押ししましょう。
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私の使い方
- 問題文の条文は色ペンで下線を引く
- 数値には色マーカで塗りつぶす
- 用語には色マーカで塗りつぶす(数値とは違う色を使う)
- よく出る条文の目次を作る
- 重要な条文のインデックス(○条 〜〜)をつけ、該当ページ側を色マーカで塗りつぶす(排煙設備、特定防火対象物)
- なお、下記の書き込み要件は守ってください。
3冊目:2級建築士 要点整理と項目別ポイント問題 (日建学院)
発売日は例年、前年の12月中旬(試験の約5ヶ月前)に発売されています。
試験科目の一つである「建築一般知識」の建築用語や知識のテキストとして重宝します。テキスト→問題という順番で単元(科目)毎に整理されています。
難易度としては、建築設備士試験の内容よりほんの少し難しいかと思いますが、建築に馴染みのない電気・機械設備技術者が勉強するには、ちょうどいいです。
「日建学院の学科問題解説集」の発売日より1ヶ月早く、サイズがA5のため、本格開始するための下準備や通勤途中の隙間時間の活用に最適です。
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私の使い方
- 問題集の販売開始前に、1周させる。
- 問題の解説でわかりにくい箇所があれば、補足で確認
- あくまで2級建築士の参考書のため、やり込みはしない。
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