R2年度 建築設備士試験 第二次試験 選択問題「電気設備」 で出題された
第1問(1) 「機器表」作成の解答例です。
第1問(2)「高圧単相変圧器の年間損失電力量」
第1問(3)「線間の電圧降下」
第2問「単線結線図」
の解答例はこちらを参照ください。
主遮断機
受電点の電源側

定格電流

短絡電流

よって、直近上位の12.5[kA]を選定。
変圧器
延べ面積9,823m2と表1-1より
一般電灯:(70 – 14)×9,823/1,000 = 550.09[kVA]
よって、200kVA x 3
一般動力:(106 – 23)×9,823/1,000 = 815.309[kVA]
よって、300kVA x 3
非保電灯:14×9,823/1,000 = 137.522[kVA]
よって、150kVA x 1
非保動力:23×9,823/1,000 = 225.929[kVA]
よって、300kVA x 1
変流器
契約電力に対する電流は、

CTの一次電流は1.5倍を見込むため、
I x 1.5 = 120.504[A]
よって、直近上位の150[A]を選定。
※1.5倍は慣例のため、特に規定はありません。
※直近の120[A]を選定しても間違いとは言えない。
高圧進相コンデンサ・直列リアクトル
契約電力と改善前後の力率より無効電力は、

必要な設備容量は、100kvar x 3 となる。
よって、高圧進相コンデンサの定格容量は、
100 / (1-0.06) = 106.38[kvar]
また、直列リアクトルの定格容量は
100 / (1-0.06) x 0.06 = 6.38[kvar]
非常用自家発電設備
延べ面積9,823m2と表1-1、補機等を踏まえた概略係数を1.4より必要電力は、
(14+23)×13,223/1,000×1.4 = 508.83[kVA]
よって、直近上位の625[kVA]を選定。
※直近の500[kVA]を選定しても間違いとは言えない。
燃料消費量は、
625×0.9×72×207/830 = 10,100.60[L]
直流電源装置
図1-1より定格容量は、
C = {0.69×(36+3)+0.48×14} / 0.8= 42.04[Ah(10hR)]
よって、MSEの直近上位の50[Ah(10hR)]を選定。
※HSEであれば60[Ah(10hR)]
監視及び制御用電流3[A]より定格直流電流は、
50 / 15 + 3 = 6.33[A]
よって、直近上位の10 [A]を選定。
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