R4年度 建築設備士試験 第二次試験 選択共通問題
第1問 空調・換気設備の配管図の解答例です。
第2問はこちらを参照ください。
空調機の能力表
送風量
条件1)および条件7)~条件9)より、室内の顕熱負荷は、
(0.04+0.015)×300+0.067×150 = 26.55[kW]
よって、条件3)および条件5)、条件11)より、送風量は、
冷却コイルの入口空気の比エンタルピー
条件2)および条件3)、条件10)より、全熱交換器の出口空気は、
85.8×0.3+52.9×0.7 = 62.77[kJ/kg(DA)]
また、条件1)および条件6)より、全熱交換器の出口空気の外気導入量は、
30×150 = 4,500[m3/h]
となり、送風量から外気導入量を引くことにより、還気量は、
8,850 – 4,500 = 4,350[m3/h]
以上より、冷却コイルの入口空気の比エンタルピーは、
再熱コイルの加熱能力
条件4)および条件5)より、再熱コイルの加熱能力は、
※温度差と使う場合
冷却コイルの冷却能力
条件4)より、冷却コイルの冷却能力は、
一次エネルギー消費量
条件13)より、冷却に係る一次エネルギー消費量は、
55.221[kW]×1.36[kJ/kJ]×400[h/年]×(3.6×10-3)[GJ/kWh] = 108.145[GJ/年]
条件13)より、再熱に係る一次エネルギー消費量は、
6.49[kW]×1.36[kJ/kJ]×(400×0.2)[h/年]×(3.6×10-3)[GJ/kWh] = 2.542[GJ/年]
条件12) および条件13)より、電動機に係る一次エネルギー消費量は、
5.9[kW]×9,760[kJ/kWh]×400[h/年]×10-6[GJ/kJ] = 23.0336[GJ/年]
よって、一次エネルギー消費量は、
108.145+2.542+23.0336 = 133.720[GJ/年]
ガラスの室内側表面結露の発生の有無
条件1) および条件2)、条件2)より、室内外の熱通過は、
2.6[W/m2・K]×{22.0-(-0.5)} = 58.5[W/m2]
定常状態であるため、室内空気からガラスの室内側表面までの熱通過も同様になる。
よって、条件4)より、ガラスの室内側表面温度をAとすると、
58.5[W/m2] = 9[W/m2・K]×(22.0-A)
Aについて整理すると、
A = 22.0-58.5/9 = 15.5[℃]
以上より、露天温度より1.5[℃]高いため結露しない。
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