R2年度 建築設備士試験 第二次試験 選択共通問題
第5問 電気設備の配置図の解答例です。
第3問&第4問はこちらを参照ください。
全般照明の照明器具の設計台数
与件より、
理論台数= 設計照度[lx]×面積[m2] / (光束[lm]×保守率×照明率)
= 750×(7.7×14.6) / (6,000×0.77×0.8)
= 22.81[台]
以上より、6×4の24台とする。
参考(最大取付間隔が与えられた場合)
最大取付間隔が1.2×Hで与えられた場合、
(「1.2」は定数ではなく、機器毎に異なるのであくまで参考です。)
作業面高さを80cmとすると、
Lm = 1.2×H = 1.2×(2.8 – 0.8) = 2.4
よって、XY方向の最低台数はそれぞれ
Xlm = 14.6 / 2.4 = 6.08
Ylm = 7.7 / 2.4 = 3.21
となり、7×4の28台とする。
電気設備の配置図

留意点・ポイント
- 壁コンセントは壁面に1スパン毎に最低1個設ける。
- 会議室の場合、照明の点滅区分はプロジェクター投影を考慮して分ける。(今回は該当なし。)
- プロジェクターの点滅区分がない場合、窓面の日射を考慮して点滅区分を分ける。
- フロアコンセントは、8〜10平米に1個設ける。
- ハーネスジョイントボックス(2分岐)はコンセント2個相当とする。
- 点滅器は出入口に全て設ける。
- 煙感知器は、150平米毎(高さ4m未満)に1個設ける。
- スピーカーは10m包含につき、1個設ける。
コメント
こんにちは。突然すみません。こちらの問題の面積は、7.7×14.6になるのは、何故でしょうか。スパンが7.2なので、7.2×14.4だと考えてしまいます。お忙しい中、恐れ入りますが、ご教授いただけると幸いです。
こんにちは。コメントありがとうございます。
面積ですが、一般的には壁芯面積ではなく、内法面積を使うので、上記の寸法としております。
また、問題では壁芯より外側に間仕切がありますので、壁芯面積だと過小側(非安全側)にもなります。
厳密には柱の面積を差し引いていないですが、ある程度「考えています」アピールを回答として附加しております。
二次試験の健闘をお祈りしております。