中小企業診断士|仕事の見つけ方 〜「商工会・商工会議所」編〜

中小企業診断士

中小企業診断士の仕事はどうやって見つけるのか。どこにあるのか。

そんな疑問や不安を少しでも解消できればと思います。

商工会・商工会議所とは?違いは?

商工会とは・・・

 商工会は、地域の事業者が業種に関わりなく会員となって、お互いの事業の発展や地域の発展のために総合的な活動を行う団体です。
 また、国や都道府県の小規模企業施策(経営改善普及事業)の実施機関でもあり、 小規模事業者 のみなさまを支援するために様々な事業を実施しています。
もちろん小規模企業施策だけでなく、様々な中小企業施策も実施しています。

全国商工会連合会
https://www.shokokai.or.jp/?page_id=45

商工会議所とは・・・

 商工会議所は(1)地域性-地域を基盤としている、(2)総合性 -会員はあらゆる業種・業態の商工業者から構成される、(3)公共性-公益法人として組織や活動などの面で強い公共性を持っている、(4)国際性-世界各 国に商工会議所が組織されている、という4つの大きな特徴を持っており、全国の商工会議所の会員数は125万(平成27年3月現在)を数えています。
 日本商工会議所は、全国515の商工会議所を会員とし、各地の商工会議所が「その地区内における商工業の総合的な発展を図り、兼ねて社会一般の福祉増進に資する」という目的を円滑に遂行できるよう全国の商工会議所を総合調整し、その意見を代表している団体です。

日本商工会議所
https://www.jcci.or.jp/about/jcci/index.html

また、商工会と商工会議所の違いに関しては、同じく全国商工会連合会で比較表が掲載されています。

商工会等では主としてエキスパートバンク(専門家派遣)事業があり、ほとんどの商工会等が経営・技術強化を支援する制度を実施しております。

対象企業規模や企業側が支払う相談料・相談回数は商工会等によって様々です。

では、気になる登録要件ですが、ほとんどの商工会等が公表しておりません。

登録要件(一例)

ネット上で公表しているのを発見できたのが大阪商工会議所です。登録要件の一部が下記になります。

1. エキスパート(専門家)登録要件

(1)1~3のうちいずれかに該当し、4か5を満たすことが望ましい。
1.
中小企業診断士、公認会計士、弁護士、税理士、社会保険労務士、技術士、弁理士、司法書士、販売士、情報処理技術者、ITコーディネータ、ISO審査資格者(ISO9001及びISO14001の主任審査員、審査員、審査員補)、一級建築士、行政書士等、小規模企業支援に必要な公的資格を有する。
2.
大学、短期大学又は専門学校において社会科学(経済、経営、商業、法律等)又は自然科学に属する科目の教授、助教授又は講師の経験を有する。
3.
社会科学(経済、経営、商業、法律等)又は自然科学に属する科目に関する研究により、博士、修士の学位を授与されている。
4.
経営管理及び技術に関する事業に8年以上の実務経験を有する。
5.
経営・技術支援を行う事業及びこれに関する事業に8年以上の実務経験を有する。

大阪商工会議所 http://www.osaka.cci.or.jp/Jigyou/expert/expert.html

8年以上の実務経験が望ましいものの、新人診断士でも登録が可能のようです。

また、謝礼金は1回につき20,951円(税・交通費等全経費を含む・補助金の変動により変更されることがあります)のようです。中小機構の謝礼金より若干低い金額となっております。

取引が保証されていないものの、登録だけでも価値はあります。

中小機構については、については、下記記事に掲載しております。

コメント

タイトルとURLをコピーしました