建築設備士|【R5年度 二次試験】電気 第1問(1) 解答例

建築設備士

R5年度 建築設備士試験 第二次試験 選択問題「電気設備」 で出題された
第1問(1) 「機器表」作成の解答例です。

第1問(2)「ケーブルのこう長さ」
第1問(3)「テレビ端子の出力電圧」
第2問「単線結線図」
の解答例はこちらを参照ください。

主遮断機

受電点の電源側

定格電流

短絡電流

よって、直近上位の12.5[kA]を選定

変圧器

延べ面積7,174m2と表1-1より

一般電灯:33×7,174/1,000 = 236.742[kVA]
よって、100kVA x 3

一般動力:65×7,174/1,000 = 466.31[kVA]
よって、保守を考慮して200kVA x 1, 300kVA x 1

非保電灯:6×7,174/1,000 = 43.044[kVA]
よって、50kVA x 1

非保動力:(11+6)×7,174/1,000 = 121.958[kVA]
よって、150kVA x 1

※一般電灯は、設備不平衡率により、150kVA x 2や300kVA x 1は不可
※一般動力は、「500kVA x 1」でも間違いではないが、保守性を考慮していることをアピールしましょう。

変流器

契約電力に対する電流は、

CTの一次電流は1.5倍を見込むため、

I x 1.5 = 53.58[A]

よって、直近上位の60[A]を選定

※1.5倍は慣例のため、特に規定はありません。

高圧進相コンデンサ・直列リアクトル

契約電力と改善前後の力率より無効電力は、

※計算間違い修正しました。(2024/1/6)

【60Hzの場合】

必要な設備容量は、50kvar x 3 となる。

よって、高圧進相コンデンサの定格容量は、

50 / (1-0.06) = 53.19[kvar]

また、直列リアクトルの定格容量は

50 / (1-0.06) x 0.06 = 3.19[kvar]

【50Hzの場合】
60Hzと同様です。

非常用自家発電設備

延べ面積7,174m2と表1-1、補機等を踏まえた概略係数を1.4より必要電力は、

(11+6)×7,174/1,000×1.4 = 170.74[kVA]

よって、直近上位の200[kVA]を選定

燃料消費量は今回は問われませんでした。どのような計算になるかはR4年度を参考にしてください。

直流電源装置

図1-1より定格容量は、

C = {0.69×(28+3)+0.48×14} / 0.8= 35.14[Ah(10hR)]

よって、MSEの直近上位の50[Ah(10hR)]を選定

※HSEであれば40[Ah(10hR)]

監視及び制御用電流3[A]より定格直流電流は、

50 / 15 + 3 = 6.33[A]

よって、直近上位の10 [A]を選定

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コメント

  1. 建築設備士勉強中 より:

    無効電力は123.72kvarではないでしょうか

    • sanboyoshi より:

      ご指摘のとおりでした。ありがとうございます。
      修正いたしました。(123.70kvarとしておりますが、端数は計算過程の誤差と思われます。)

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